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Tiny Whoop 化 ~ FPVカメラの選定と取付


前回、素の inductrix をLOSで飛ばしてみた印象はめっちゃよかったけど、FPV化するとどうなるか。

FPVカメラの選定

基本的には Spectrum VA1100 的なビデオ送信機(Vtx) 一体型で4.5g程度の超軽量カメラを使う。

VA1100

VA1100 は本体も$54.99と割高だし、それよりもHolizonHobbyの送料が異常に高く、これ単品だけでも $37.51 もかかる。。さらに10mw出力であるためか、レンジも狭く、カメラ移りも悪いらしい。
以前はビデオ送信機(Vtx) 一体型のFPVカメラはVA1100がオンリーワンな商品だったけど、最近は中華コピーが多数あり性能も良くなってるのでそっちへ行ったほうがよいみたい。
一世代前の位置づけか。

eachine EF01/TX01/TX02

Banggoodブランド eachine から安価な製品が出ているが、Tiny Whoopには合わなさそう。
まずEF-01 $25.99 はFOVは150-170と優秀なものの8gと重すぎて論外。

TX01 $25.99 は4.5gとEF01に比べてだいぶ軽くなっているが、ハウジングが無い状態の重量。
バンド/チャンネルのLCDディスプレイとか、重量が増えるオマケ要素があるからかな?
映像はキレイなのでマイクロサイズ用ならよさげ。

最後のTX02 $25.99はありかもしれない。他のが25mw出力なのに対し、これだけ200mw出力。範囲が格段に伸びる。

FX FX797T/FX798T/FX798SC

Tiny Whoopでの定番はFX FX797T $39.89。実はだいぶ前に購入してたのでこれを使うことにした。

ただ、今購入するなら、FX798T $39.89かと。

前回、inductrixはクラッシュしても大丈夫なのがよいと書いたが、FPVカメラ、厳密にいうとFPVカメラのアンテナはクラッシュに弱そう。

FX797T はクローバーアンテナがPCB(プリント基板)に直付けされていて柔軟性がないため、特に変形しやすいけど、FX798T は同軸ケーブルが間に入るので柔軟性があり、対障害性は高まる。
また、アンテナ単品($3.69)も販売しているので変形したときにアンテナだけ交換すればよい。

FX798SC のほうが、より耐障害性は高そうだが、$50.00 +送料と割高。

Banggoodで扱いはじめたら、もう少し安く手に入りそうだけど現状はまだ。
ただ、恐らくTinyWhoopの勢い的には、FX798SC や、アンテナ単品も発売される気がする。
ま、発売されなくても、このあたりのアンテナから流用することができるはず。
10/17Update: eBayで売ってた。Amazonでも売ってるが輸入不可。0.6g。



で、手持ちのFX797Tだけど、ハウジングを外せば4gを切ってた。
ハウジングは結構外しづらいけど、隙間にギターピックを入れ込んで軽くこじればいける。
ちなみにケーブル長は1/3くらいにカットするので、さらに0.2gほど減少できそうか。
10/12Update: FX798SCを購入したので写真追加&情報更新。重量は全く同じ(0.01gは測定誤差な気がする)。

なお、現在のBand及びChannelはLEDで表示される。

Tiny Whoop用FPVカメラまとめ

製品価格重量ハウジング出力FOV備考
Spectrum VA1100$54.994.5g10mw115
Eachine EF01$25.998g25mw150-170
Eachine TX01$25.994.48g25mw120-150重量はBanggood実測
Eachine TX02$25.994.57g200mw120-150重量はBanggood実測
FX FX797T$39.684.58g
(3.96g)
〇0.62g25mw120重量は実測
かっこ内はハウジング取り外し後
FX FX798T$39.684.5g〇0.62g25mw120
FX FX798SC$50.004.59g
(3.95g)
〇0.62g25mw120重量は実測
かっこ内はハウジング取り外し後
現状banggoodで取り扱い無し。。
Crazepony FPV
Micro AIO Camera
$26.993.6g25mw100-120重量だけならこれが最軽量
Amazon.comは売ってくれないけど。
CM275T$25.993.35g25mw100-120最軽量?
FX900TW$44.003.08g25mw100-120最軽量? mullet mod に最適だが高い。

FPVカメラ FX797Tの加工

電源ケーブルはこんな感じで接続されているが、これはいったん外し、1.25mmのコネクタ(オス)をつけて、交換可能にしといた。


FC側の加工

1.25mmのコネクタ(メス)付きケーブルをカメラまでの長さに合わせてつけた。

FPVカメラのマウント

Tiny Whoop用のカメラマウントは Thingiverse に多数掲載 されてるので、3Dプリンタを持っていれば、これを印刷すればよさそう。

けど、重量を抑えることを優先して、両面テープ&輪ゴムだけでマウントにすることとした。

計量

ここまでで計量すると、リポなしで18.80g。
標準Lipo 150mAh 25-50C で23.11g、アップグレード用に購入したリポ NitroNector 210mAh 30-60Cで24.87g。
U30が目安っぽかったので、この重量ならモーターやリポをアップグレードすれば、OSD追加できるかも!?
UARTをとれるFCへの変更が必須だけど、これこれで2.3g程度なので無理やりとか。。
これだとサイズがデカいか。。


Tiny Whoop で飛行

標準リポ150mAh 25C を満充電にし、とりあえず定点ホバリングテスト。
カメラ重量が増えた分、やはり重そうな飛び方。
また、カメラへの電源供給を共通化しているためか、1:00を超えたあたりから(おそらく電圧が低くなって)不安定になり、ふらふらしたり、スロットル全開でも地面についてしまう事象が発生しながら、3分弱で電池切れ。

なお、NitroNector 215mAh 30C の場合は5:00を超えたあたりから不安定になり、6分弱で電池切れ。

ちなみに電池切れ=残電圧3.7V。

てことで、電池の交換は必須のようです。容量に加え、C値も影響してるかも。
次回はモーターも交換してみる予定。

とりあえず、定点ホバリングでの計測記録。
標準リポでいうと、重量増加よりも、カメラへの電力供給が飛行時間の差に出てる。
リポカメラ搭載カメラ電源飛行時間備考
150mAh/25C5:41
150mAh/25C4:34
150mAh/25C2:56
2:31
ふらつきはじめは1:30過ぎ
210mAh/30C5:48ふらつきはじめは5:00過ぎ

Tiny Whoop をはじめてみた ~ BLADE inductrix 入手

Tiny Whoop に手を出すことにしてみた。
とりあえず、BLADE inductrix を手に入れたけど、これヤバい。

リポ充電器「iMax B6 Mini」の使い方

概要


商品リンク評価メモ

SkyRC iMAX B6 Mini
$40.00 @banggood
普通iMAX B6 Mini 本体。
良い点
  • 広く売れてるのでネットに情報が多い。これ大事 Good
  • ファームウェアのアップデート可能
  • 専用のPCソフト「ChargeMaster」で、充電の推移を表示したりできる
悪い点
  • 本体自体はコンパクトだけど、別途、11~18VのACアダプターが必要なため、サイズ的な利点はない。。
  • ACアダプターのプラグサイズが一般的な外径5.5mm/内径2.1mmでなく、5.5/2.5サイズだったので、プラグアダプターも追加購入する必要があった。
    → 本体サイズはやや大きいが、AC内蔵の iMAX B6AC V2 のが Good だったと思う。

iMax B6 Mini のファームウェアバージョンアップ

2016/8/26現在だとv1.13 が最新。
下記の機能を追加しているので最初にアップデートしといたほうがいい。
  1. Li-HV(セル当たり4.35Vまで充電できる高電圧なリポ)への対応。
  2. バランスコネクタを接続しなくても、Li-XXバッテリーの充電が可能に

バージョンアップ手順

  1. B6mini_V1_13.rarをダウンロード して解凍
  2. PCにUSBで接続 (ACアダプタは繋がってないので「DC IN TOO LOW」と表示され、ピーピー言われるけど問題ない)
  3. B6mini_SK_V1.13.exe を実行し、updateをクリック (ピーピー言われる)

基本的な使い方

  1. ACアダプターをつないで、
  2. 操作設定をして、
  3. 電池をつないで、
  4. 開始。

ACアダプターをつなぐ

普通に12VのACアダプターをつなぐだけ。。
とおもってたが、普通のACアダプターは外径/内径=5.5mm/2.1mm。iMax B6 は 5.5/2.5 なのでそれにあうものが必要。
最近は、下のリンクのような 5.5/2.1 と、5.5/2.5 に両方対応したアダプターがあるので、そういうのがあればいいけど、持ってたのは5.5/2.1だけに対応するACアダプター。
なので、変換アダプターを購入するはめになったが、ACアダプターには色んなサイズのプラグがあるので、これはこれで便利。

操作設定をする

大きくは下記を設定。
  • 電池の種類の設定
  • 動作の選択(充電/放電/長期保存)
  • 電流量(A)、セル数の設定

電池の種類の設定

Li-Feや、Nicdなどいろんな電池に対応してるけど、通常はLipo。デフォルトではLipoモードになっている。
なお、今後はLiHVも使うことがありそう。あとは過放電時のNiCdくらいか(後述)

一番左の Bat Prog ボタンを押せば、切替モードに突入。その状態で DEC./INC. ボタンで、電池の種類(や、システム設定など)が切り替え、Enterボタンで決定。

システム設定(SYSTEM SETTING>) からファームウェアのバージョン確認もできる。

動作の選択(充電/放電/長期保存)

Lipoを選択し、Enterを押した画面。
─Enter→

この状態で、DEC./INC. ボタンで、BALANCE CHARGE(バランス充電)/CHARGE(充電)/FAST CHARGE(急速充電)/DISCHARGE(放電)/STORAGE(長期保存)などの動作モードを切り替えられる。
通常はBALANCE CHARGEで充電。

充電方式の違い
BALANCE CHARGE バランス端子から各セルの充電状況を監視し、電圧のバランスをとりながら充電。
CHARGE バランス端子がない電池も充電できる。なお、SYSTEM SETTING > BAL. CONNECTION をOFFにしてないと、BATTERY CONNECT ERRORエラーが出る。
FAST CHARGE 急速充電。通常の充電と比べて、最大電圧(セル当たり3.7V)に達した後、電流を減らしながら充電する時間が短いので、完全な満充電まではいかない。が、そんなに大きな違いはなさそう。

【2S 300mAhの電池で試した結果】
左がBALANCE、右がFASTでの充電完了時間。最大充電に達したのは両方2分30秒経過あたりだったが、その後の時間が違う。

電流量とセル数の設定

下記画面の状態で、さらにEnterを押せば、電流値の設定ができる。さらにEnterを押せばセル数の設定ができる。設定値は DEC./INC. ボタンで変更し、Enter ボタンで決定。
なお、セル数も自動認識はしてくれないみたいなので、ちゃんと設定する。

電流の設定値は基本的に1Cを設定するようで、容量300mAhなら0.3Aを指定する。
ただし、これは電池性能に依存する。
Turnigy nano-tech 300mah 2S 45~90C Lipo Pack だと、Max Charge Rateが5Cなので、1.5Aまでは保証値。

ケーブル接続

本体に接続するの充放電用のケーブルはバナナプラグ⇔Tプラグのケーブル。
付属の変換ケーブルは、JST-PCY、XT60、Futaba-J、ワニ口クリップ用。
なお、充放電用はこのラインで、本体のバランスコネクタから充放電はできない。

バランス充電時のつなぎ方はこう。基本的にバランス端子をつないでから、充放電用をつなぐ。
その後、ENTERを長押しすれば、ホントに実行するかを確認してくるので、その状態で再度ENTERを押せば充電開始。

なお、充電中に DEC./INC. ボタンを押せば、各セルの電圧状態や、充電%を確認できる。
バランス充電してても、0.02V程度のズレはあったり、3.3Vを0%とし、4.2Vを100%にしてるみたいなのが確認できた。

バランスコネクタしかないリポや、1Sリポの場合は、変換コネクタを作って、充放電用のラインだけ接続して充電する。
(BALANCE CHARGEじゃなくて、CHARGEでやる)

自作ケーブル写真x2追加

ちなみに、複数の1Sリポを同時充電する用のケーブルも出てるけど、1Sは専用のを使ったほうがいいと思う。

過放電した電池の復活

過放電した電池はiMax B6 Miniなどの充電器で充電ができなくなる。恐らく安全装置的なのかな?
この場合、Nicdモードで充電して、セル当たり 3.3V 程度まで充電復旧を試し、その後、Lipoに電池の種類を変更すれば、いけることもある。

DOBBYの電池が充電できなくなったときは、この方法で復活&緊急対応した。

パラレルチャージ(複数同時充電)

2S-3S用の充電器で複数のリポを同時充電するようなものは単体ではほとんどなくて、あっても大型なもの。

ただし、パラレルチャージボードってのがあって、それを使って「複数同時充電」できる。
また、充電だけでなく、長期保存用の操作もまとめてできるので便利。

パラレルチャージする場合は、同種(LipoならLipoだけ)で、且つ、セル数が同一のものを。容量(mAh)やCは混ざってもOK。
注意
残電圧が違いすぎる電池を同時に充電するのは危険。
過度な電位差があると、
大きな電流(A)が流れる→大電力(V x A)発生→基板焼ける
とかがありえる。
0.1V差程度であることを事前チェックしておくべき。

複数の電池の各セルを一つの容量の大きなセルとみなして接続している状態であるため、各電池の各セル毎の電圧状態を個別に確認はできないが、理論的に(実質的にも)各電池のセルは同一の電圧になるので、ちゃんとバランス充電できる。


こんな感じで接続して使う。
ちなみに電流は 1C を勧められている情報ばっかりだけど、電池が5C充電対応なら、もっと上げてもいい気がする。。
なので、この写真の場合、450mAh x 2 + 300mAh x 4 = 1800mAh なので、1C = 1.8Aだけど、3C な 5.4A を設定して充電中。ちなみにB6 MiniのMax電流は6.0Aなのでほぼ限界。
特に充電中に電池が熱くなることもないし、いまのところ問題ない(だけど自己責任)。
1Sのしょぼい充電器で充電してるときとかめっちゃ熱くなったりけど、そういうのもないし多分大丈夫(だけど自己責任)

なお、パラレルチャージボードは、中央に並んでるコネクタが XT30、XT60、Tコネクタ(ディーンズコネクタ)あたりのは普通にある。
私はマイクロサイズクアッドがほとんどなので、主に使うのはJSY-PCY。ま、変換コネクタを使えばいけるけど、必要なケーブルが増えるのを避けたいのでこれ↓を購入した。
商品リンク検討メモ

$13.90 @eBay
JST-RCYコネクタ対応のパラレルチャージ用ボード。

但し、送料のほうが本体より高い($15.75)。。
注意
あ、当然だけど、パラレルボードと電池の充放電用プラグをつなぐと、バナナプラグ部分に電圧差が生じる状態になる。
バナナプラグのプラス/マイナスが接触するとショートする状態なので注意。
接続するときは下記順序、外すときは逆順でやって、バナナプラグがぶらぶらするときがないようにすべき。
  1. 本体とパラレルボードをバナナプラグで接続
  2. 本体とバラレルボードのバランスコネクタを接続
  3. 電池とパラレルボードのバランスコネクタを接続
  4. 電池とパラレルボードの充放電用コネクタを接続

BLADE Glimpse FPV が届いたのでレビュー

「 5.8GHz WiFi て、日本のスマホで利用できんのか!? 」

不安で購入してなかった BLADE Glimpse
日本でのレビューは見当たらなかった。

GearBest に詐欺られイラ(-'д-) とした勢いで「人柱上等っ!」とポチってたのが届いた。


eBayで価格$169.99。予備バッテリー3個の付録アリ。
販売元はGoNitroHobbies というNYのおもちゃ屋。中国ではない安心感w

注目はやはり、5.8GHz WiFi によるFPVであり、複数スマホで映像共有できること。