YAMAHA CITY-X の改造:② ~各種パーツ交換~
YAMAHA CITY-Xの改造パーツ交換をしてみた。
初めてなので失敗が多く、勉強代が高くつく。。が、だいたいわかってきた。気がする。
参考
自転車のしくみ
自転車のしくみ
工具について
自転車の車種によって様々だと思うけど、YAMAHA CITY-X の場合はこういうのが必要。前輪のスピードセンサーの磁石パーツを交換するのに、
工具 | 備考 |
---|---|
14mmのラチェットレンチorスパナ | タイヤ位置調整ボルトの空回り防止に2つ必要 |
5mmの六角レンチ | 前輪ブレーキワイヤー |
工具 | 備考 |
---|---|
プラスドライバー(2型) | 大き目のヤツ |
15mmのラチェットレンチorスパナ | 15mmは1本でいけた |
10mmのラチェットレンチorスパナ | 後輪ブレーキ固定で2つ必要。あとチェーン引き調整も10mm。 |
マイナスドライバーx2本 | 2種のCリング着脱に |
14、15mmのラチェットレンチ、2型ドライバーは新規購入。
以前所有した自転車に付属してた、マルチスパナ(14,15mm対応)や、5mm六角レンチや、3Dプリンタ「BS01」に付属してた10mmスパナなど、いくつかは手持ち工具で対応できたけど自転車を整備するのは初めてなので追加工具が多め。
メンテナンス準備
ガレージとかは無いので、家の中にYAMAHA CITY-Xを搬入。念のためバッテリーを外し、自転車を逆さに。
メインスイッチが床に当たらないようにハンドル下にテキトーな箱をかませとく。
前輪:磁石パーツの交換 公道NG
スピードセンサーのコネクタカバーの結束バンドを切って、カバーを外す。コネクタも外しとく。前輪のナットカバーを外す。細めのマイナスドライバーでちょっとこじれば簡単に外れる。
前輪は14mmラチェットレンチで緩めるんだけど、タイヤの中心位置を決めるためのナット(赤矢印)を押さえながらでないと空回りするので、14mmラチェットレンチとスパナが両方必要。ちなみに後輪は15mm。 ※ なぜバラバラ??と思ったけど自転車的には標準ぽい。
左側は外から、
カバー → 14mmナット → ワッシャー(ギザギザは内側) → 泥除けのスポーク → 回転止め付きワッシャー (→ フレーム …)
右側は外から、
カバー → 14mmナット → ワッシャー(ギザギザは内側) → 泥除けのスポーク → 回転止め付きセンサーガード (→ フレーム …)
これを外してく。
で、前輪を取り外そうとしたが、ブレーキパッドの幅が狭く、そのままではタイヤが抜けない。なのでブレーキワイヤーを一旦外す。これでブレーキパッドの幅を広げられるので、タイヤが丸ごと外せる。5mmの六角レンチが必要。
タイヤからスピードセンサーを取り外し、磁石パーツを前回作ったものに交換する。
センサーを装着しなおすときには、ちゃんと磁石パーツの4つの爪が前輪のパーツと噛み合うように注意。
あとは逆の手順で前輪を元に戻す。ブレーキワイヤーや、センサーの接続も忘れずに。
最後に前輪を回転させたときにブレーキパッドがこすれないことをチェックして、前輪部は完了。
後輪:リアスプロケットとアシストギアの交換 公道NG
パーツ交換のためのサブゴールは後輪を丸ごと外すこと。但し、後輪にはいろんなモノがつながっているので、どうにかそれを外していく。
カバーを外す
まずは外側の半透明のカバーを留めている側面と底面の2か所のM5ネジを外す。ペダルをつけたままだと、カバーは外せないので、ひっかけといた。
内側のカバーは、M5ネジが一カ所だけであとはハメ込み仕様。外す。
注意
一般的なドライバーセットだと、一番太いのが1型のプラスドライバー。これだと若干細くて、ネジ穴をなめそうになる。
…てか実際に外部カバーの底部のネジ穴が死んだ。。
ネジザウルスで何とかねじは外せたけど、2型ドライバー推奨。
ちなみに固く締まったネジはkure5-56などを先に垂らして回しやすくする小技もあるみたい。
ネジザウルスはマジ優秀。
一般的なドライバーセットだと、一番太いのが1型のプラスドライバー。これだと若干細くて、ネジ穴をなめそうになる。
…てか実際に外部カバーの底部のネジ穴が死んだ。。
ネジザウルスで何とかねじは外せたけど、2型ドライバー推奨。
ちなみに固く締まったネジはkure5-56などを先に垂らして回しやすくする小技もあるみたい。
ネジザウルスはマジ優秀。
チェーンを外す
チェーンを引っ張ってるバネ。これを外しチェーンを緩める。バネは垂らしとく。青でマークされたチェーンの留め金具をみつけてはずす。チェーンは一旦垂らしておいたけど完全に外しきるべき。邪魔になるし汚れやすいし。
なお、アシストギア交換だけなら、分解はここまででOK だけど、リアスプロケットを外すので後輪を外しにかかる。
シフトワイヤーを外す
まずは車体左側のインター3(変速機)のカバーを留めてるネジを外し、カバーを外す。シフトワイヤーが最も緩くなるギアを1速の状態で、プッシュロッドを押したらシフトワイヤーの先端を外せる。これでシフトワイヤーとの縁は切れた。
ブレーキワイヤーを外す(つもりだった)
黒いブレーキパッド本体にある2か所のボルトを外した。が、ブレーキワイヤーの先端キャップが大きすぎてワイヤーは抜ききれない。。一旦キャップを切ってしまって、インナーエンドキャップを買って付けなおすのが王道だと思うけど、作業を延期するのが嫌だったので、とりあえず緩めただけで進める。→ タイヤを外しきることができないけど何とかなった。
後輪を外す(ずらす)
15mmラチェットで車軸のナットを外し、もろもろついてるのを外してくと、後輪を外せる(はず)。ただ、今回ブレーキワイヤーを外しきれていないので、後輪もチェーンステイからギリ外せるレベルでずらしただけ。スプロケット交換はこの状態でもできる。
リアスプロケットを交換する
リアスプロケットは 14T 皿型 3爪 \1,296 @TK ONLINE を購入。ただ、、YAMAHA CITY-Xは6爪だったので、6爪 \648のでよかった気がする。確認不足。。
細めのマイナスドライバーを6爪部分にこじ入れて、Cリングを外し、購入した14T と交換。
ただ、Cリングは外すのは簡単だけど入れなおすのが超難しい。
マイナスドライバーを駆使して、なんとか力技で入れることができたけど長時間奮闘した。。押さえすぎて親指痛い。。
ロックリングプライヤーを準備すべき。
注意!
普通のスナップリングプライヤーは穴付きのリングを扱うものなので使えない。
穴無しのロックリングを扱えるロックリングプライヤーじゃないとダメ。
私は間違ってスナップリングプライヤーを購入してしまっていた。。
普通のスナップリングプライヤーは穴付きのリングを扱うものなので使えない。
穴無しのロックリングを扱えるロックリングプライヤーじゃないとダメ。
私は間違ってスナップリングプライヤーを購入してしまっていた。。
アシストギアを交換する(つもりだった)
上述のTK ONLINEで、アシストギアとして販売していた11T 2.0mm厚 \2052を買ってみた。 …がダメだった。。YAMAHA用として販売しているアシストギアのページ情報と比較すると、、
YAMAHA用は穴の外径が15.5mmと購入したものより0.5mm大きく、外した純正部品をみると中央にかけてテーパーが付いていて形状が違うっぽい。。
→ 12/30Update:テーパーは加工方法によるもので、ハマらないのとは関係ない。単純に穴外径が小さいのがハマらない要因
削る工具もその技術もないし、アシストギア交換だけなら分解手順は少ないのでとりあえず今回はあきらめた。→ 交換した。
結果
かなり良いです。速度アップをきっちり実感できるレベル。特に最初の加速が継続するので全然印象が違う。今まで使うことがなかった1速も発進時に活用するようになりバランスも良くなった。
普通にゆったりこぐと、スピードメーターは8km/h強あたり。ほんの少し速くこぐと、たまに9km/hになるくらい。
3倍すると25km/h くらいが平常レベルか?
なお、自分の理解だと、今回のスピードセンサー1/3+リア14T化だと下記のグラフ。
19km/hまでMaxアシスト、25km/h までアシストを実感できるはずなので、だいたい合ってる。
今回、リアスプロケットの径が小さくした分、チェーンの張りが緩くなってしまって、ギアチェンジのタイミングなど稀にチェーンがカバーに当たってしまうことがある。なので、バネを短いのに交換するか、チェーン引きを調整する必要がありそう。。
けど、アシストギアを大径化すると再調整になると思われるので、暫くこれで我慢。
スピードももう少し欲しいし、アシストギアを探しなおそう。。
おまけ: サイクルコンピュータ購入も失敗。。
磁石パーツの交換で、標準のスピードメーターは実際のスピードの1/3を表示するようになる。
無線なスピードメーターとして「キャットアイ ストラーダスリム」てのがあったので購入してみた。
47.0 X32.0 X12.5mmと超小型で、CITY-Xのステムにピッタリ収まる。
標準のメーターは電池残量表示をさせておいて、スピードはストラーダスリムに表示することにしよう …
(上からの続き)…が、これも失敗。
サイクルコンピュータで使われている無線にはアナログ無線、デジタル無線に分けられるらしく、アナログ無線の場合、センサーとコンピュータとの有効距離が60-70cm程度とデジタル無線と比較して格段に短い。
ストラーダスリムはアナログ無線な上に、極小なためか、有効距離60cm。
YAMAHA CITY-Xの形状だと使えません。。ハンドルが高く、タイヤが小さいミニベロじゃ距離遠すぎて無理ぽ。
買うならデジタル無線なストラーダデジタル(2.4GHz)か、ストラーダスマート(BLE)だった。。
同じメーカーの買いなおすのも面白くないし、高価だけどセンサー無しでもGPSで速度計測できる GARMIN Edge 25J にしようかな。。
それか、スマホ+Openrider+ホルダー でお茶を濁すか。
磁石パーツの交換で、標準のスピードメーターは実際のスピードの1/3を表示するようになる。
無線なスピードメーターとして「キャットアイ ストラーダスリム」てのがあったので購入してみた。
47.0 X32.0 X12.5mmと超小型で、CITY-Xのステムにピッタリ収まる。
標準のメーターは電池残量表示をさせておいて、スピードはストラーダスリムに表示することにしよう …
(上からの続き)…が、これも失敗。
サイクルコンピュータで使われている無線にはアナログ無線、デジタル無線に分けられるらしく、アナログ無線の場合、センサーとコンピュータとの有効距離が60-70cm程度とデジタル無線と比較して格段に短い。
ストラーダスリムはアナログ無線な上に、極小なためか、有効距離60cm。
YAMAHA CITY-Xの形状だと使えません。。ハンドルが高く、タイヤが小さいミニベロじゃ距離遠すぎて無理ぽ。
買うならデジタル無線なストラーダデジタル(2.4GHz)か、ストラーダスマート(BLE)だった。。
同じメーカーの買いなおすのも面白くないし、高価だけどセンサー無しでもGPSで速度計測できる GARMIN Edge 25J にしようかな。。
それか、スマホ+Openrider+ホルダー でお茶を濁すか。
改造記事
YAMAHA CITY-X の改造:序 ~基本の仕組みと効果の予測~
YAMAHA CITY-X の改造:① ~スピードセンサー対策~
YAMAHA CITY-X の改造:② ~各種パーツ交換~
YAMAHA CITY-X の改造:③ ~アシストギア交換~
YAMAHA CITY-X の改造:序 ~基本の仕組みと効果の予測~
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YAMAHA CITY-X の改造:② ~各種パーツ交換~
YAMAHA CITY-X の改造:③ ~アシストギア交換~
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