リポ充電器「iMax B6 Mini」の使い方
概要
商品リンク | 評価 | メモ |
---|---|---|
SkyRC iMAX B6 Mini $40.00 @banggood | 普通 | iMAX B6 Mini 本体。 良い点
|
iMax B6 Mini のファームウェアバージョンアップ
2016/8/26現在だとv1.13 が最新。下記の機能を追加しているので最初にアップデートしといたほうがいい。
- Li-HV(セル当たり4.35Vまで充電できる高電圧なリポ)への対応。
- バランスコネクタを接続しなくても、Li-XXバッテリーの充電が可能に
バージョンアップ手順
- B6mini_V1_13.rarをダウンロード して解凍
- PCにUSBで接続 (ACアダプタは繋がってないので「DC IN TOO LOW」と表示され、ピーピー言われるけど問題ない)
- B6mini_SK_V1.13.exe を実行し、updateをクリック (ピーピー言われる)
基本的な使い方
- ACアダプターをつないで、
- 操作設定をして、
- 電池をつないで、
- 開始。
ACアダプターをつなぐ
普通に12VのACアダプターをつなぐだけ。。とおもってたが、普通のACアダプターは外径/内径=5.5mm/2.1mm。iMax B6 は 5.5/2.5 なのでそれにあうものが必要。
最近は、下のリンクのような 5.5/2.1 と、5.5/2.5 に両方対応したアダプターがあるので、そういうのがあればいいけど、持ってたのは5.5/2.1だけに対応するACアダプター。
なので、変換アダプターを購入するはめになったが、ACアダプターには色んなサイズのプラグがあるので、これはこれで便利。
操作設定をする
大きくは下記を設定。- 電池の種類の設定
- 動作の選択(充電/放電/長期保存)
- 電流量(A)、セル数の設定
電池の種類の設定
Li-Feや、Nicdなどいろんな電池に対応してるけど、通常はLipo。デフォルトではLipoモードになっている。なお、今後はLiHVも使うことがありそう。あとは過放電時のNiCdくらいか(後述)
一番左の Bat Prog ボタンを押せば、切替モードに突入。その状態で DEC./INC. ボタンで、電池の種類(や、システム設定など)が切り替え、Enterボタンで決定。
システム設定(SYSTEM SETTING>) からファームウェアのバージョン確認もできる。
動作の選択(充電/放電/長期保存)
Lipoを選択し、Enterを押した画面。この状態で、DEC./INC. ボタンで、BALANCE CHARGE(バランス充電)/CHARGE(充電)/FAST CHARGE(急速充電)/DISCHARGE(放電)/STORAGE(長期保存)などの動作モードを切り替えられる。
通常はBALANCE CHARGEで充電。
充電方式の違い
BALANCE CHARGE バランス端子から各セルの充電状況を監視し、電圧のバランスをとりながら充電。
CHARGE バランス端子がない電池も充電できる。なお、SYSTEM SETTING > BAL. CONNECTION をOFFにしてないと、BATTERY CONNECT ERRORエラーが出る。
FAST CHARGE 急速充電。通常の充電と比べて、最大電圧(セル当たり3.7V)に達した後、電流を減らしながら充電する時間が短いので、完全な満充電まではいかない。が、そんなに大きな違いはなさそう。
【2S 300mAhの電池で試した結果】
左がBALANCE、右がFASTでの充電完了時間。最大充電に達したのは両方2分30秒経過あたりだったが、その後の時間が違う。
BALANCE CHARGE バランス端子から各セルの充電状況を監視し、電圧のバランスをとりながら充電。
CHARGE バランス端子がない電池も充電できる。なお、SYSTEM SETTING > BAL. CONNECTION をOFFにしてないと、BATTERY CONNECT ERRORエラーが出る。
FAST CHARGE 急速充電。通常の充電と比べて、最大電圧(セル当たり3.7V)に達した後、電流を減らしながら充電する時間が短いので、完全な満充電まではいかない。が、そんなに大きな違いはなさそう。
【2S 300mAhの電池で試した結果】
左がBALANCE、右がFASTでの充電完了時間。最大充電に達したのは両方2分30秒経過あたりだったが、その後の時間が違う。
電流量とセル数の設定
下記画面の状態で、さらにEnterを押せば、電流値の設定ができる。さらにEnterを押せばセル数の設定ができる。設定値は DEC./INC. ボタンで変更し、Enter ボタンで決定。なお、セル数も自動認識はしてくれないみたいなので、ちゃんと設定する。
電流の設定値は基本的に1Cを設定するようで、容量300mAhなら0.3Aを指定する。
ただし、これは電池性能に依存する。
Turnigy nano-tech 300mah 2S 45~90C Lipo Pack だと、Max Charge Rateが5Cなので、1.5Aまでは保証値。
ケーブル接続
本体に接続するの充放電用のケーブルはバナナプラグ⇔Tプラグのケーブル。付属の変換ケーブルは、JST-PCY、XT60、Futaba-J、ワニ口クリップ用。
なお、充放電用はこのラインで、本体のバランスコネクタから充放電はできない。
バランス充電時のつなぎ方はこう。基本的にバランス端子をつないでから、充放電用をつなぐ。
その後、ENTERを長押しすれば、ホントに実行するかを確認してくるので、その状態で再度ENTERを押せば充電開始。
なお、充電中に DEC./INC. ボタンを押せば、各セルの電圧状態や、充電%を確認できる。
バランス充電してても、0.02V程度のズレはあったり、3.3Vを0%とし、4.2Vを100%にしてるみたいなのが確認できた。
バランス充電してても、0.02V程度のズレはあったり、3.3Vを0%とし、4.2Vを100%にしてるみたいなのが確認できた。
バランスコネクタしかないリポや、1Sリポの場合は、変換コネクタを作って、充放電用のラインだけ接続して充電する。
(BALANCE CHARGEじゃなくて、CHARGEでやる)
自作ケーブル写真x2追加
ちなみに、複数の1Sリポを同時充電する用のケーブルも出てるけど、1Sは専用のを使ったほうがいいと思う。
過放電した電池の復活
過放電した電池はiMax B6 Miniなどの充電器で充電ができなくなる。恐らく安全装置的なのかな?この場合、Nicdモードで充電して、セル当たり 3.3V 程度まで充電復旧を試し、その後、Lipoに電池の種類を変更すれば、いけることもある。
DOBBYの電池が充電できなくなったときは、この方法で復活&緊急対応した。
パラレルチャージ(複数同時充電)
2S-3S用の充電器で複数のリポを同時充電するようなものは単体ではほとんどなくて、あっても大型なもの。ただし、パラレルチャージボードってのがあって、それを使って「複数同時充電」できる。
また、充電だけでなく、長期保存用の操作もまとめてできるので便利。
パラレルチャージする場合は、同種(LipoならLipoだけ)で、且つ、セル数が同一のものを。容量(mAh)やCは混ざってもOK。
注意
残電圧が違いすぎる電池を同時に充電するのは危険。
過度な電位差があると、
大きな電流(A)が流れる→大電力(V x A)発生→基板焼ける
とかがありえる。
0.1V差程度であることを事前チェックしておくべき。
残電圧が違いすぎる電池を同時に充電するのは危険。
過度な電位差があると、
大きな電流(A)が流れる→大電力(V x A)発生→基板焼ける
とかがありえる。
0.1V差程度であることを事前チェックしておくべき。
複数の電池の各セルを一つの容量の大きなセルとみなして接続している状態であるため、各電池の各セル毎の電圧状態を個別に確認はできないが、理論的に(実質的にも)各電池のセルは同一の電圧になるので、ちゃんとバランス充電できる。
こんな感じで接続して使う。
ちなみに電流は 1C を勧められている情報ばっかりだけど、電池が5C充電対応なら、もっと上げてもいい気がする。。
なので、この写真の場合、450mAh x 2 + 300mAh x 4 = 1800mAh なので、1C = 1.8Aだけど、3C な 5.4A を設定して充電中。ちなみにB6 MiniのMax電流は6.0Aなのでほぼ限界。
特に充電中に電池が熱くなることもないし、いまのところ問題ない(だけど自己責任)。
1Sのしょぼい充電器で充電してるときとかめっちゃ熱くなったりけど、そういうのもないし多分大丈夫(だけど自己責任)
なお、パラレルチャージボードは、中央に並んでるコネクタが XT30、XT60、Tコネクタ(ディーンズコネクタ)あたりのは普通にある。
私はマイクロサイズクアッドがほとんどなので、主に使うのはJSY-PCY。ま、変換コネクタを使えばいけるけど、必要なケーブルが増えるのを避けたいのでこれ↓を購入した。
商品リンク | 検討メモ |
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$13.90 @eBay | JST-RCYコネクタ対応のパラレルチャージ用ボード。 但し、送料のほうが本体より高い($15.75)。。 |
注意
あ、当然だけど、パラレルボードと電池の充放電用プラグをつなぐと、バナナプラグ部分に電圧差が生じる状態になる。
バナナプラグのプラス/マイナスが接触するとショートする状態なので注意。
接続するときは下記順序、外すときは逆順でやって、バナナプラグがぶらぶらするときがないようにすべき。
あ、当然だけど、パラレルボードと電池の充放電用プラグをつなぐと、バナナプラグ部分に電圧差が生じる状態になる。
バナナプラグのプラス/マイナスが接触するとショートする状態なので注意。
接続するときは下記順序、外すときは逆順でやって、バナナプラグがぶらぶらするときがないようにすべき。
- 本体とパラレルボードをバナナプラグで接続
- 本体とバラレルボードのバランスコネクタを接続
- 電池とパラレルボードのバランスコネクタを接続
- 電池とパラレルボードの充放電用コネクタを接続
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貴殿のサイトで勉強させてもらってます
返信削除iMAX B6でパラレル充電するのに容量が違っていても大丈夫なのは知りませんでした
2200mAhと1300mAh 3Sバッテリー持っているのですがいつも分けて充電していました
知り合いに容量が違う場合は危険と言われました。
nightyさん。はじめまして。
削除コメントありがとうございます。
容量が違う電池をパラレル充電するのは理論的には問題ないです。
なお、投稿に記載してなかったですが、パラレル充電する電池の残電圧が違い過ぎる場合は電流が流れすぎて危険なので、ご注意下さい。0.1V差程度は大丈夫みたいです。私の自分ルールでは0.2Vまで許容してしまってますが ^^;)
※ 後ほどこの情報も追記しときます。ありがとうございました。