3Dプリンター BS01+ の問題解消 ~スプールが絡まる/造形前のフィラメント垂れ~
造形精度を高めるのとは別にBS01+を使ってて困ったことはこの2点。
- スプールが絡まる
- 造形前にノズルから垂れたフィラメントが邪魔する
結構、プリントには時間がかかるので、できる限り放置したいけど、この2点が問題。
スプールが絡まる問題
造形中に目を離していると、スプールが絡まってダメになる状況がかなりの確率で発生してた。これを解決しないとずっと3Dプリンタをみてないとダメなので、まずはスプールが絡まるのを何とかしようとスプールホルターを改良してみた。
参考にしたのはこれ
BS01+ のスプールホルダーは、汎用性を高めるためか、M10 の細いボルトにひっかけるだけ。
(注:ф約12mm のスペーサー付き)
一方、購入時に付属してきたPlasilのABSフィラメントのスプールホール内径は約53mmほど。
まだ使ってないけど、既に購入したPolyMakerのPLAフィラメントPolyPlusが約55mmで、次回購入しようと考えてるバーベイタムは51mm。
なので、ボルトとスプールホルダーの回転軸が大きくずれている。
滑らかにフィラメントが送られるようにするために、
- ボルトの中心と、スプールホールの中心をできるだけ近づける。
- スプールの回転を妨げないためにベアリングを使う
をやればよさそう。
で、参考ページで紹介されていたスプールホルダーをプリントしてみたが、、
- Compact Threaded Flange Fixed はそのままのサイズだと BS01+ とボルト穴が合わない。
- なので、全部縮小する必要があるが、そのままだと608ベアリングが入らない。
- なので、STLを加工する必要があるが、愛用の「123D Design」でメッシュをソリッドに変換すると重すぎて加工をやってらんない(PCのパワー不足もあるが)。
と挫折しかけたが、理論的には単純だし、形も単純で問題ないので、標準のM10ボルトに取り付けるホルダーを自作。6000zzベアリング用。
これを2個作って、M10ボルトに差し込んだだけだけど(スペーサーは外す必要あり)、
効果てきめん!
それ以降まーっったく絡まってない。
ただ、回転がスムーズ過ぎて、フィラメントリールが緩みすぎる状態になるのはマイナス面だが。。
造形前にフィラメントが垂れる問題
ノズルの温度が上がった後、テーブルの温度が上がりきるまで時間が結構あるので、フィラメントが垂れ下がった状態から造形が始まる。このフィラメントが巻き込まれて造形がぐちゃっとなることがあるので対応
これについては、丸パクリ。
BS01+ の兄弟機、ディアゴスティーニのidboxのコミュニティで見かけたGコードをスタートコードとして利用。
G1 Z0.35 F1000 G92 E0 G1 E8 F500 G92 E0 G1 X0 Y30.000 Z0.100 F1000 G1 X0 Y70.000 E3 G1 Z1 E0 F1000 G92 E0
結果、、
極端にオーバーハングがあるようなものを、サポート材無しでプリントした場合などには、問題がでることがあるが、一層目問題の対策と併せて、ほぼ放置できる状況になった。
これでAstroBox利用の効果が最大化されそう。
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