Devo7E を購入~Deviatioin化/スイッチ追加~

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これまではRTF(Ready To Fly:買ってすぐ飛ばせるヤツ)な各機体に付属するプロポを使ってきたし、DIYなドローンでも、RCのプロトコルをDSM2/DSMXに限定し、BLADE Glimpse付属のプロポ MLP4DSM を使ってきた。

が、
  • プロポが増えてきて場所をとるのがヤダ。
  • 複数機を持ち運ぶときに同じ数のプロポが必要なのが不便。
  • RTF(ReadyToFly)じゃなくて、BNF(BindToFly)な機体を安く買ったほうがお得。
  • CleanFlightの機能を色々使ってみたいので、通信Chをもう少し増やしたい。MLP4DSMは4ch?
  • RSSI(Receiver Signal Strength Indicator)に対応したX4R-SB(Frsky-X D16)やD4R-Ⅱ(Frsky-D D8)を使いたい。
  • シミュレーター「FreeRider」をプロポで遊びたい。
  • FatShark Attitude V3 のヘッドトラッキング機能を試してみたい。
と、7つほど買ってもよい理由(自分への言い訳)が出てきたので、Walkera Devo 7Eを購入することにした。


Devo 7E と Deviation

Devo7Eは本来Walkera機種専用に利用されるプロポみたい。
だが、PCとUSB接続できて、ファームウェアのアップデート可能なタイプなのがポイント。
Walkera以外の様々な機種へ対応できるように、有志が deviation というファームウェア開発のプロジェクトを進めてる。
USB経由でファームウェアを deviation に書き換えるだけでもDSM2/DSMXなどに対応可能だが、通信モジュール(ハードウェア)を組み込むことで、Hubsan X4 や JJRC H6C もいけるし、X4R-SBのFrsky-XもいけるFrsky-Dシリーズはいけるが、Xシリーズは未対応

RCプロトコル
ラジコン用のプロトコルは多数が乱立。会社ごとに違うし、同じ会社でも多数のプロトコルがあったりする。
但し、ハード(Chip)はCYRF6936、A7105、CC2500、NRF24L01の4種だけと言ってよさそう。
マイクロサイズDIYでは下記あたりを使うことが多いか。
Chipプロトコル会社
CC2500ACCSTFrSky
S-FHSSFutaba
A7105AFHDSFlySky
CYRF6936DSM2/DSMXSpectrum/JR/lemonRx/etc..
レシーバータイプ
RCプロトコルとは別に、Rx→FC の信号形式も種類がある。
マイクロサイズDIYでは下記あたりを使うことが多そう。
タイプ備考
PWMアナログ。1pinに1チャネル。多分使わない。
PPMアナログ。1pinに多チャネル。
Serialデジタル。SBUSは信号を逆にしたもの。UART2を使うのでNaze32などで使うと他の機能が制限される。。

購入

Banggoodだと純正が$59.59で販売されていた。
ホントはこちらを購入して、イロイロ改造をしたほうがよかった気がするけど、最近時間が取れないので、マイクロヘリ倶楽部で改造済みのモノ \21,300を購入した。
2つの追加ハードウェアモジュールを選択して組み込んでもらえるので、Hubsan X4 用のA7105モジュールと、JJRC H6C用のNRF2401モジュールを選択して注文。


分解

中を開けると、黒の熱収縮チューブで覆われているA7105とNRF2401らしきものが取り付けられている。

一旦熱収縮チューブを剥いて、利用されているモジュールを確認し、透明な熱収縮チューブで覆い直した。

両方ebayで入手できそう。
モジュール備考
A7105Hubsan X4用などに利用。PCB traceアンテナ内蔵。
NRF24L01JJRC H6C用などに利用。セラミックアンテナ内蔵。
その他モジュール
CYRF6936あらかじめDevo7Eに組み込まれているやつ。DSM2/DSMX はこれでいける。
CC2500Futaba系/FrSky系。IPEX(u.FL)アンテナは別売り(このあたり?)。Frsky Xシリーズはdeviation4.01では未対応。開発中ぽい。

Deviation化手順

今回はモジュール組み込み済みを購入したが、一応手順をメモ。

必要なモノを入手

  1. devo7e用のdeviationファームウェア
    現時点では安定版は4.0.1みたいなのでここからdevo7e用のzipをダウンロード。ん!?5.0.0が正式リリースされてる!?
  2. Deviation Uploader
    ここから最新版0.8.0を入手。
    なお、以前はWalkera DfuSe tool というWalkera公式ツールを使ってたみたい。現在配布されていないためWalkera Fan のダウンロードページから入手できる。Tools>Dfuse USB Upgrade Tools 
  3. (オプション) Devo7E標準のファーム
    元に戻すときのために、WalkeraFanのSender>Devo7E からダウンロードしとく。

DeviationファームウェアをDevo7Eにインストール

  1. PCとUSBケーブルで接続
  2. EXiT キー(左上)を押しながら電源ON ※DFU(Device Firmware Upgrade)モードで起動
  3. Deviation Uploader を起動
  4. Deviationファームウェア(zip)を選択し、[Install/upgrade]ボタンでファームウェア更新
  5. 電源OFF
  6. ENTer キー(右上)を押しながら電源ON ※Windowsからドライブとして認識。
  7. Deviation ファームウェアフォルダ内の下記のファイルを選択し、Devo7E にコピー
リスト

3ポジションスイッチの追加

Devo7Eは標準ではFMODE、HOLDの2つしかスイッチがない。しかも両方2ポジションだけ。
なので、定番の改造である3ポジションスイッチx2をやってみる。

なお、1つは通常のオルタネイティブ型(位置保持型)だが、CleanFlightのIn-flight Adjustments用に1つはモメンタリー(自動復帰型)にする。

材料

ホントはロングフラットレバーにしたかったが、モメンタリーで3ポジションだと見当たらない(オルタネイティブだとある)。
なので、購入したのは普通サイズのフラットレバーなトグルスイッチ。

名称購入元価格
トグルスイッチ 単極 (ON)-OFF-(ON)【MS-500E-F】トグルスイッチ 単極 (ON)-OFF-(ON)【MS-500E-F】マルツオンライン\344
RC Transmitter Switch For Walkera FUTABA FlySky WFLY JR RC Transmitter Switch For Walkera FUTABA FlySky WFLY JRbanggood$2.99
整流用ダイオード 50V 1A(25本入り)【1N4001*25】整流用ダイオード 50V 1A(25本入り)【1N4001*25】マルツオンライン\120
フラットケーブル 10芯【UL20012-FRX-CF-S-10】フラットケーブル 10芯【UL20012-FRX-CF-S-10】マルツオンライン\152

追加スイッチをつける部分の穴あけは6.0mmがジャストサイズ。柔らかいアルミ板なので手で簡単に開く。

ハードウェア改造

配線方法とか、詳しくは ここ を参照。

モジュールセッティング

上記参照サイトもそうだが、ハードウェアのインストールまでしか書かれてないページが多いので迷った。
ハードウェア改造完了後は、hardware.ini を設定する。
deviationインストール時と同様にENTキー(右)を押しながら電源ONでドライブ認識させた上で、赤字部分を追記する。

;switch_types: 3x2, 3x1, 2x2
;extra-switches=
extra-switches=3x2

Stick Inputの確認

Transmitter Config >> Channel Monitor に移動して確認。
最初はMixer Output 画面が表示されてるが、R+(右中)を押して、Stick Input 画面に切り替える。
追加したスイッチがちゃんと認識していたら、SW A0/SW A1/SW A2 と、SW B0/SW B1/SW B2 が表示されているはず。

なお、スイッチのポジションによって、各インプットの値は下記のようになるのも確認。
ポジSW A0SW A1SW A2
+100-100-100
-100+100-100
-100-100+100

これをMixして設定することになる。

Input → Channelの設定例

試しにCh7に対し、SW A に3ポジション用の設定をしてみた。
Model Menu >> Mixer にて下記のように設定すれば、
Transmitter Menu >> Channel Moniter にて正常動作を確認できた。
設定項目設定値
Mix TypeComplex
Mixers3
Page123
SwitchSW A0SW A1SW A2
MuxReplaceReplaceReplace
SrcSW A0SW A1SW A2
CurveMin/MaxFixedMin/Max
Scale-1000100
Offset000


name=tmp
mixermode=Advanced
icon=NANOQX.BMP
type=multi
[radio]
protocol=DSMX
num_channels=8
tx_power=100uW

[channel1]
template=simple
[mixer]
src=THR
dest=Ch1

[channel2]
reverse=1
template=expo_dr
[mixer]
src=AIL
dest=Ch2
curvetype=expo
points=30,30
[mixer]
src=AIL
dest=Ch2
switch=FMODE1
scalar=70
curvetype=expo
points=30,30

[channel3]
template=expo_dr
[mixer]
src=ELE
dest=Ch3
curvetype=expo
points=30,30
[mixer]
src=ELE
dest=Ch3
switch=FMODE1
scalar=70
curvetype=expo
points=30,30

[channel4]
reverse=1
template=simple
[mixer]
src=RUD
dest=Ch4
curvetype=expo
points=20,20

[channel5]
template=simple
[mixer]
src=FMODE0
dest=Ch5

[channel6]
template=simple
[mixer]
src=HOLD0
dest=Ch6

[channel7]
template=complex
[mixer]
src=SW B0
dest=Ch7
switch=SW B0
usetrim=0
scalar=-100
curvetype=min/max
points=0
[mixer]
src=SW A1
dest=Ch7
switch=SW B1
scalar=0
usetrim=0
curvetype=fixed
[mixer]
src=SW B2
dest=Ch7
switch=SW B2
usetrim=0
curvetype=min/max
points=0

[channel8]
template=complex
[mixer]
src=SW A0
dest=Ch8
switch=SW A0
scalar=-100
usetrim=0
curvetype=min/max
points=0
[mixer]
src=SW A1
dest=Ch8
switch=SW A1
scalar=0
usetrim=0
curvetype=fixed
[mixer]
src=SW A2
dest=Ch8
switch=SW A2
usetrim=0
curvetype=min/max
points=0

[trim1]
src=LEFT_V
pos=TRIMLV+
neg=TRIMLV-
[trim2]
src=RIGHT_V
pos=TRIMRV+
neg=TRIMRV-
[trim3]
src=LEFT_H
pos=TRIMLH+
neg=TRIMLH-
[trim4]
src=RIGHT_H
pos=TRIMRH+
neg=TRIMRH-
[timer2]
type=countdown
time=10
[safety]
Auto=min
[gui-128x64]
V-trim=59,10,1
H-trim=5,59,3
V-trim=65,10,2
H-trim=74,59,4
Small-box=2,22,Ch1
Small-box=2,31,Timer1
Small-box=2,40,Timer2
Model=75,20
Battery=102,1
Toggle=4,10,0,3,0,HOLD
Toggle=13,10,0,5,0,SW A
Toggle=22,10,0,4,0,FMODE
Toggle=31,10,0,0,0,None
Toggle=40,10,0,0,0,None
TxPower=102,7
quickpage1=Telemetry monitor




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