セキュリティカメラを試す③ ~Arlo Go ~

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既にスマカメ2LTEを設置したが、APIを調べている方がいるので、Arlo Go も試してみたい。
日本未発売だが、アメリカのAmazonをみると日本への配送OKだったので買ってみた。

Arlo Go


スマカメ2 LTEと違い、電源までコードレス。一日5分程度の動作レベルであれば1ケ月程度はバッテリーで動作する模様。
Arlo Mobile SIM付きの標準仕様の他、AT&T用、Verizon用と各キャリア用のが存在する。

通信仕様的には下記みたい。公式にはアメリカでしか動作しないと謳っているが、ギリシャで普通に動いたという報告もあった。
とりあえず、バンド1でいけるだろうから、手持ちのY!mobileのSIMを使って試す。
LTE方式バンド
WCDMA / HSDPA / HSUPA / HSPA1/2/4/5/8
LTE FDD1/2/4/5/12/17

Arlo Go 開封の儀

カメラ本体、電池、USB電源、壁マウントブラケット、金具、説明書類。

USB電源は5V-2A出力(9V-2.23A)

設置はMobile-Catch パワークランプを使って単管に取り付ける。

Arlo Go 初期設定

SIM(Y!mobile) と microSDXC と電池を入れて、Arloを起動。
ArloアプリからArlo Goデバイスを追加する。

「Arlo GoパッケージのQRコードをスキャンします。」と表示されるが、そんなものは見当たらないので「QRコードがない場合」をタップしてスキップ。
恐らく、AT&TやVerizonモデルを買うとQRコードがついてくるんだろう。


「Syncボタンを1~2秒押します」に従う。ボタンを離すと「カシャー」というシャッター音が鳴る。アプリ側では「続ける」をタップして進める。

アプリに表示されるQRコードをカメラにかざす。
QRコードをカメラが認識するとピコーンという音がして、デバイス検出をしようとする。
 

が、このタイミングでAPN設定してないし、どうやってもつながらない。
なおQRコードを読み取ってみると、

LTE:A:XXXXXXXXXXXXXXXX;V:1;

のような感じ。スマカメと同じようにAPN設定が含まれるQRコードになってればよいはずだが、APN設定する箇所が見当たらずかなり悩んだ。

が、「デバイスを検出しています。お待ちください。」の画面を5分ほど頑張って待つだけだった。。待てば下記画面が現れ、「APN情報を編集」でき、新たにY!mobileのAPNを含んだQRコードを生成できる。


再度QRコードをカメラに読み込ませる手順を進めれば正常に動作開始!

なお新規に生成したQRコードを読み取ってみると、こんなフォーマットになってた。
LTE:A:XXXXXXXXXXXXXXXX;AU:CHAP;V:1;UN:username;PWD:password;APN:apnname;

また、Arlo の APIは公開されていないが、有志が調べてくれてるので、このあたりからタイプラプス撮影ができそう。(実際やってみたので追記済)



Arlo Goの評価

評価

  • スマカメ2 LTE より画質が悪い。Arlo Goは赤味が強くて不自然。
  • 電源なしで1ケ月持つのはうれしい。設置が全然ラク。
    • 但し、電池が高い($59.99)
  • 接続が遅い。電池持ちを高めるために通常時はほぼ死んでるためか、接続するまでの時間が長い。
    • 但し、スマカメ2 LTE みたいに通信が切れることはない
  • デザインはArlo Goのがカッコイイ
  • 電源を簡単にとれるのであればスマカメ2LTEのが総合点は上かな。工事現場利用が前提だとデザインの優先度・ウェイトが低いので。

Band3も使える?

通信状態をみるとLTE B1となってたが、実際に設置してみると LTE B3になった。
Y!mobile がB3対応してるのは上述のWikipedia通りだが、Arlo Go も Band3 でいけるっぽい?

アクティビティゾーンの機能制限

Arlo GoはUSB接続している間は、アクティビティゾーンの設定が有効になるが、電池駆動だと無効化される。

Arlo Go でタイムラプス

5分に1回の撮影をするようにしてみる。
まずはPythonモジュールをインストール。
# mkdir git
# cd git
# git clone https://github.com/jeffreydwalter/arlo.git
# cd arlo
# python setup.py build
# python setup.py install

で、examples にあった arlo-fullscreensnapshot.py をコピーして加工。
# cp examples/arlo-fullscreensnapshot.py /PATH/TO/
# vi /PATH/TO/arlo-fullscreensnapshot.py
#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-

from arlo import Arlo
import datetime

USERNAME = 'YOURNAME'
PASSWORD = 'PASSWORD'
IMAGEPATH = '/PATH/TO/'

dt = datetime.datetime.now()
snapName = IMAGEPATH + "arlogo-" + dt.strftime('%Y%m%d-%H%M%S') + ".jpg"

try:
    arlo = Arlo(USERNAME, PASSWORD)
    basestations = arlo.GetDevices('camera')
    cameras = arlo.GetDevices('camera')

    snapshot_url = arlo.TriggerFullFrameSnapshot(basestations[0], cameras[0])
    arlo.DownloadSnapshot(snapshot_url, snapName)

except Exception as e:
    print(e)

あとは実行権限付けてcron設定。7-17の間5分毎で実行することに。
# chmod +x arlo-fullscreensnapshot.py
# crontab -e

*/5 7-17 * * * /PATH/TO/arlo-fullscreensnapshot.py

つづく


画質がよければArlo Goが最強なのだが、やはり工事現場のタイムラプスで画質は譲れないのでスマカメ2 LTE がおすすめか。
次は防犯カメラ用途。セキュリティカメラを物色。
NestCamIQ Indoor & Outdoor、Arlo Pro2 と Ultra を検討。

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